日本でも有数の花と芝生公園、フローランテ宮崎
フローランテ宮崎は、宮崎県の県庁所在地である宮崎市にある都市公園です。
宮崎市の中心部からは、車で15分ほど離れた場所にあります。
1年中を通し、さまざまな花が咲き乱れる美しい庭園と、イルミネーションの名所として知られています。
東九州自動車道の開通によって、県内だけでなはく県外からのアクセスがぐっと良くなりました。
ガーデニングに興味がある人や、ガーデニングファンだけでなく、家族連れ、そしてデートコースとして人気がある注目の観光スポットです。
独自のデザインのフローランテ宮崎
フローランテ宮崎は2000年にオープンした公園で、約5.1ヘクタールもの広い敷地の中に、約10万本もの花が植えられています。
もともとは、1999年に行われた「第16回全国都市緑化みやざきフェア」通称、グリーン博みやざきのメインの会場として整備された公園でした。
緑化フェアが終了した後に、さらに一般の市民が楽しめるように整備を行い、翌年の2000年に開業をしました。
九州の中でも南国のイメージが強い宮崎ならではの、日本風とも、またヨーロッパなどの海外でもない、宮崎オリジナルの風景を意識してデザインされた公園です。
年間を通じて花が咲く夢花館
公園のメインとなっているドーム型の建物は夢花館という名前が付けられています。
内部は一面のガラス張りで、吹き抜けとなっていて、柔らかな光が差し込む明るい屋内庭園が広がっており、冬でも色鮮やかな花が咲き乱れています。
中央部分にはフラワーマウンテンと呼ばれる丘が造られており、花の妖精たちによって、毎時間ごとに歌を歌って知らせてくれます。
そのほかにも、園芸に関する図書ラウンジや、赤ちゃん連れにうれしい休憩所、ギャラリーなどの他、雑貨屋ならぬ雑花屋など、ユニークなショップも入居しています。
ドーム型の夢花館が太陽のイメージなのに対し、反対側に建てられている東屋は壁がない小さな建物で、「月のガゼボ」という名前が付けられています。
ドーム型の東屋で、夢花館よりも小さなかわいらしい造りとなっています。
周辺のガーデンは、イエローをメインの色として、季節ごとにさまざまな花が植えられています。
恒例のイルミネーションイベント
フローランテ宮崎で行われているイベントで、もっとも人気があるのが、毎年行われているイルミネーションです。
例年、12月中旬から翌年の1月中旬ごろまで、約1ヶ月にわたって行われるもので、「ひかりのはなぞの」と命名されたこのイベントは、すでに10年以上続いています。
年々規模が大きくなっていっており、宮崎の冬に欠かせないものとなってきています。
敷地内の木々はLED電飾でデコレーションされ、さらにLEDで浮かび上がるカラフルな花畑や、イルミネーションで浮かび上がるフラワーのオブジェや、雪をイメージしたイルミネーションなど、見ごたえがある演出が満載です。