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両想いになると嫌いになる蛙化現象とは

悩んでいる人は意外と多い!蛙化現象って何?

蛙化現象(かえるかげんしょう)とは、自分が片思いの時には相手に夢中になるけれど、両想いになったとたんに興味を失ったり、相手に嫌悪感を持ってしまうような現象のことです。
心理学用語の一つで、近年では悩んでいる人がとても多い現象の一つです。

蛙化現象の特徴は、相手から好きだと言われてから自分の気持ちが下向きになってしまったり、相手に連絡をするのが嫌になってしまうという特徴があります。
人によっては、相手に対してだけでなく自分自身に対しても自己嫌悪に陥ることもあります。

また実際にお付き合いを始めても、スキンシップを取るのが嫌になってしまうことも少なくありません。
蛙化現象を知らない相手だと、初めはツンデレなのかなと思ってくれることが多いです。
しかし、そうした現象が長く続くことで、思わせぶりな奴だと腹を立ててしまう結果になりかねません。

蛙化現象の原因は?

蛙化現象は、男性よりも女性に多くあらわれる現象です。
手に入らない相手に対しては夢中になるけれど、相手も好きということが分かった途端に理想と現実のギャップが見えてしまい、「彼は理想の相手ではない」と思ってしまうのです。
これは、理想のパートナーを選びたいという女性特有の防衛本能からくる気持ちだと考えられます。

この現象は男性にはあまり起こらないと言われていますが、男性には絶対に起こらないということはありません。
「釣った魚にエサをやらない」という言葉がある通り、相思相愛になった女性に対して興味や関心を失うなど、男性の蛙化現象もあります。
エサをやるという立場とは逆に、一度手に入れたエサには興味がなくなり別のエサが欲しくなる考え方とよく似ています。

蛙化現象を克服することはできる?

蛙化現象は、自分の考え方次第で克服することができます。
恋愛経験が少なく理想が高い女性に起こりやすい現象なので、いろいろな異性と交流することによって異性を見る目を養うことができますし、異性に対する理解度を深めることもできます。
それが、蛙化現象の克服につながります。

蛙化現象が起こると、相手の嫌な部分ばかりが目に付いてしまいます。
そんな時には、片思いしていたころの自分を思い出し、相手のどんな点が魅力的だと感じたのかを振り返りましょう。
そしてその良い部分を見つめ直したり、さらに相手の良い部分を見つけようと努力することで蛙化現象を克服できます。

また、自分が蛙化現象だと自覚している場合には、正直に相手に打ち明けてひとまず距離を取ることをお願いするという方法もアリです。
蛙化現象を知らない相手だと、脈ありな行動を見せておきながら付き合い始めたら手のひらを返したなんて思うかもしれません。
そうした誤解を解くことで、少しずつ蛙化現象と向き合えます。