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大晦日の豆知識

掃き納めの風習が昔からある

その年の最終日である大晦日には、昔から行われている風習があることをご存知でしょうか。
大晦日になると、昔から掃き納めが行われています。
掃除をするという風習ですが、毎日行う掃除とはちょっと違う気持ちが含まれています。

大掃除を行う際には、普段触れないような部分もきれいにします。
しかし予想外に時間がかかってしまうため、きれいにしきれなかった箇所もできてしまいます。
この部分について、大晦日の掃き納めの時にきれいにするといいでしょう。

年末にしっかりと汚れを取り去ることで、リフレッシュした気分で新年を迎えることができます。
元旦に掃除をすればいいのではと思う方もいますが、元旦に掃除をすると年神様を掃き出してしまうので要注意です。

大晦日のお風呂は特別感がある

今では清潔を保つために、毎日入浴をする方も多いと言えます。
しかし昔は今と大きく違い、毎日のように入浴することはありませんでした。
このような生活だったので、大晦日に入るお風呂は特別なものであったことでしょう。

大晦日にゆっくりと湯船につかることは、1年に溜まった垢などの汚れを落とすという意味がありました。
さっぱりとした気分になった状態で、新しい年を迎えることができます。

同じように新しい年をリフレッシュした気分で迎えるために、特別な想いを持って大晦日に入浴を楽しんでみるといいでしょう。
またちょっと疲れてストレスが溜まっているという方は、入浴剤を使って気分を上げる工夫をしてみてもいいのではないでしょうか。

大晦日に食べる年越しそばの歴史

大晦日に食べるものとして多くの方がイメージするのが、温かい年越しそばではないでしょうか。
大晦日になると必ず年越しそばを食べて、新年を迎えるという方も多くいます。

年末に年越しそばを食べる風習については、以外にも歴史は浅いと言えます。
大昔ではこのようなことをすることはなく、節分の時に食べるそばを「年越しそば」と言っていたようです。

昔は二十四節気の次である立春から新年とされていました。
寒さの厳しいシーズンを越えて、暖かく快適に過ごせる春になった瞬間を新年の始まりと考えていたようです。
そのため節分が年越しであり、この時に食べるそばを「年越しそば」と呼んでいました。

除夜の鐘の豆知識

大晦日になると、除夜の鐘を鳴らす風景が日本全国で見られます。
「除夜の鐘」の「除夜」というのは、いったい何を指すのかご存知でしょうか。]

実は除夜というのは、大晦日の夜を指すのです。
「除」という言葉には、古くなってしまったものを捨てて、新しいものを迎えるという意味があります。

1年の最終日となる大晦日は、古い年から去ってしまい、新しいウキウキするような年を迎える日なのです。
そのため、「除日」と呼ばれています。