スペイン:ファヤス

スペインの火祭り ファヤスが熱い

サン・ホセの火祭りとして呼ばれることも多い、バレンシアの火祭り、ファヤス。
スペインの中でも非常に人気が高いお祭りとして人気を集めており、世界各国の方々が一堂に介すことで知られています。

ファヤスは、二ノットと呼ばれる張り子人形を集めて作られているファヤが集まった姿をファヤスと呼びます。
そのサイズは非常に大きく、ちょっとした建造物を大きく上回るサイズのものもあり、例年、人形の質も競われているといえるでしょう。
地元の組合によって作成されたファヤスは、大きさの違いによって、大人の部門、子供の部門とわけられ、それぞれ、画期的にイベントが行われています。

大きいものですと高さが30メートルにも上るとして知られており、そのサイズは正に圧巻。
600体以上ものファヤスが一堂に介して踊り狂うその様は、芸術的センスを感じるでしょう。

火祭りと呼ばれる理由は、そのフィナーレにある

材料そのものは、紙や木などの、着火性の高い素材が使われており、お祭りの際祝儀に、すべてのファヤスを集めて、火がつけられます。
これがファヤスがサンホセの火祭りとも呼ばれる大きな理由で、一年がかりで作られたファヤが、美しく炎と共に散る姿は、花火のような美しさを思わせるでしょう。

燃え尽きるまでは15分前後と言われていますが、最後に残るのは、骨組みと灰のみ。
美しく跡形もなく消えていったファヤスをみることで、お祭りのフィナーレが華々しく終止符を打たれるといえるでしょう。
ファヤスが終わると同時にバレンシアでは例年、春が訪れると考えられており、最後の仕掛け花火と共に、豪快に宴が始めることも、ファヤスの特徴の一つとして知られています。

例年二体だけが残されるファヤス

全てのファヤスが炎と共に消えゆく運命かと思いきや、そうではありません。
毎年人気登場が行われ、人気投票の中で人気が高かった作品二体のみが、永久保存ファヤとして、博物館に展示をされるのです。
大人のファヤス部門と子供のファヤス部門でそれぞれ人気投票が行われ、それぞれの部門で一体ずつが、永久保管されることになります。

その他のファヤスはすべて燃え尽きてしまいますが、記念、思い出として、代表作品が永久に残されますので、寂しがることはありません。
なんとしてでも自分のファヤスを残したいと、気合を入れてファヤ作りに励む方も多く、毎年毎年、現地の方の思いを旨に、人気投票が行われるといえるでしょう。

人気投票は、二月中旬から三月の14日までの期間限定で、期間中の投票結果が、ファヤスの運命を左右します。
外国の方の投票も可能ですので、是非とも気に入った作品に投票をしましょう。