旭山動物園(北海道)

北海道旅行で外せない旭山動物園

旭山動物園は、2017年に開園50周年を迎える、旭川市立の動物園です。
日本で初めて、実際の動物の生態近い形で見せる「行動展示」という方法を取り入れたことで、子どもだけでなく大人のファンが増えるようになり、口コミで魅力が広がり、徐々に動物園に訪れる人が多くなりました。
今では、北海道観光というと必ず上位に入る観光スポットでもあり、全国で最も有名な動物園のひとつとなり、北海道だけでなく日本全国はもとより、海外からの観光客も多く訪れています。

昔の動物園との違い

動物園というと、昔はオリの中にいる普段は見られない珍しい動物を見る、というスタイルが一般的でした。
コアラやラッコなど、変わった動物やかわいいしぐさをする動物ブームになると、他の動物園も同じように話題の動物を購入して集客を図っていたのです。

しかし昔、1990年代ごろの旭山動物園は、他の動物園と同じ普通の園でした。
近隣の小学校などの遠足で訪れる人はある程度いるものの、施設が古くなり、なかなか新しい動物を購入できないことや、同じ動物を同じように見せている、収益があまり良いとはとてもいいがたい動物園だったのです。

あざらし館の人気の秘密

旭山動物園は、オホーツク沿岸などで保護されるあざらしを飼育していましたが、以前は、あざらしなどが飼育されている海獣のコーナーには、ヒョウタンの形をしている平べったいプールがあるのみでした。
そのため泳いでいる様子を上から眺めるか、プールサイドに上がってのんびりしている様子を遠くから見る、ということしかできませんでした。
2004年に新しくオープンしたあざらし館は、大きな水槽だけでなく「マリンウェイ(円柱水槽)」と呼ばれる円筒状の大きな水槽が設置されました。

大きな水槽とマリンウェイは繋がっています。
マリンウェイで、下から上、上から下へと自由自在に泳ぐあざらしは、平面プールや、遠くからではまったく分からなかった、あざらし本来の泳ぎ方や、あざらしの身体をじっくり見ることができるようになったのです。
目を目が合ってしまうほど、かわいい顔が間近で見られたり、ユニークなしぐさがみられるなど、画期的な行動展示のスタイルは大評判となりました。

フツーの動物園から大人気動物園へ

あざらし館をきっかけとして、なるべくオリをなくして、動物の本来の生態を見せる工夫を凝らした展示が次々に登場し、旭川だけでなく、北海道の各地からも人が見に来るようになりました。
さらに、全国的なメディアでも何度も取り上げられ、映画化やドラマ化、書籍などにもなったことから、リピーターが多い、人気施設となった現在の旭山動物園があるのです。
現在でもあざらし館は、旭山動物園の中でも一番ともいえる人気コーナーとなっています。