イギリス:ウップ・ヘリー・アー

春の到来を祝う火祭り ウップヘリーアー

イギリスのスコットランドで例年、新年と春の到来を祝うお祭りとして行われているのがウップヘリーアーです。
バイキングの服装に身を包んだ、子供から大人まで、男性島民たちが、夜通し行うお祭りで、火祭りとしての異名もあります。

火祭りと呼ばれる理由は、祭りのクライマックスの夜に行われる、たいまつ行列。
たいまつの明かりを片手に練り歩く住民たちは、なんと900人以上にも上り、その美しいたいまつの明かりで、夜空が煌々と照らし出されることから、火祭りと呼ばれています。
空はたいまつの明かりを受けて真っ赤に染まり、とても夜とは思えない明るさを周囲に見せつけます。

たいまつを持ち練り歩いた先にあるのは、大型船、ロングシップ。
実際にバイキングが利用していた船の特注品レプリカとして知られており、この船に松明を投げ入れ、船を強大な炎で包み込みます。
燃え上がるシップを見て大興奮できること間違いありません。
お祭りの最後を告げるこの松明の明かりは、クライマックスとしてぴったりで、その年の春を、熱く迎えることが出来るとして知られているでしょう。

スコットランド民謡、音楽も盛んなお祭り

ウップヘリーアーでは、火祭りとしての一面が注目されがちですが、音楽的要素、芸術的要素を多く含んでいるお祭りとして知られています。

スカートをはいたスコットランド楽隊による生演奏パレードをはじめ、楽器隊による演奏など、テンポよく、気分が明るくなる楽曲を、生で聞くことが出来るでしょう。

また、バイキングによるダンスと歌も見どころの一つで、力強くノリノリで歌い踊るバイキングたちの姿に、盛り上がること間違いなし。
見ているだけではなく、ついつい自分も口ずさんでしまうような、スコットランドならではの音楽が、観光客の心を揺さぶります。
子供たちのダンスもかわいらしく、写真撮影、動画撮影をしている観光客も少なくないでしょう。

祭りは夜通し行われる

クライマックスである船の燃え尽きが終わったら祭りがひと段落はしますが、そのまま終わりになることはありません。
バイキングはそのままいくつかの会場に分かれ、寸劇などを行い、会場の方を楽しませてくれます。
夜通しパーティーが行われると言っても過言ではなく、飲めや歌えや踊れやの大騒ぎの夜を明かすことが出来、非常に楽しく過ごすことが出来るでしょう。

船が燃え尽きるところは危険ですので間近で見ることが出来ませんが、その後のイベントの多さで、さらに盛り上がること間違いありません。
参加者はもちろん、観光客も楽しむことが出来る、非常に熱いお祭りが、ウップヘリーアーの最大の特徴であるといえるでしょう。