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東京ミッドタウン(東京都)

話題の発信地

東京ミッドタウンは、東京都港区の赤坂にある、高級ホテルや、テナントが入居しているショッピングビル、企業のオフィスが入居しているビル、美術館やホール、公園など、さまざまな分野の施設が集まっている複合ビルです。
東京ミッドタウンがあった場所は、江戸時代には毛利家の武家屋敷があった場所でした。その後、日本の陸軍の駐屯地となり、終戦後はアメリカ軍の宿舎として使われ、元々は防衛庁本庁がありました。

防衛庁が現在の市ヶ谷に移転したことに伴って、跡地の10ヘクタールもの敷地の再開発事業が計画され、10年以上に渡る計画、建設期間を経て、2007年に開業をしました。
東京ミッドタウンにある赤坂は、古くから日本の中心地である東京の中でも、さらに中枢を担っているエリアにあります。

東京メトロ、都営地下鉄の六本木駅からは地下通路で結ばれています。東京メトロ千代田線の乃木坂駅からも歩いて3分と便利な場所にあります。
東京で人気の観光スポットのひとつであり、最新のトレンドの発信地としても知られています。

東京一の高層ビル

さまざまな施設が入っている6つの建物が集まっている複合施設、東京ミッドタウンの中でも、もっともコアとなっており、今ではランドマークタワーとしても有名なのが、センターにあるミッドタウン・タワーです。
地上54階、地下5階建て、高さが248.1メートルの銀色に輝くビルで、現時点では、東京で最も高いビルです。
そのため、遠くからでもビルを確認することができます。

6階から43階までは、ユニクロや、ヤフーなど、世界を代表する企業が入居しています。また、44階から53階までは、世界の高級ホテルグループのひとつである、ザ・リッツ・カールトン東京が入っています。
ミッドタウン・タワーには展望台はありませんので、最上階からの眺めは一般の人には見ることができません。
そのためザ・リッツ・カールトン東京に宿泊するか、もしくは49階にあるザ・リッツ・カールトン東京のレストランを利用することで、東京一の高さを実感することができます。

サントリー美術館

東京ミッドタウンのひとつ、ガーデンサイドには、開業の際に、赤坂見附から移転をしたサントリー美術館が入居しています。
サントリー美術館は、もともとは東京の丸の内に開館をした、「生活の中の美」というのが基本的なコンセプトの美術館で、55年の歴史があります。

絵画や工芸品などの他にも、日本の歴史の中で、生活に使われていた染織や、ガラス、陶磁なども収蔵しています。
主に平安時代から江戸時代のコレクションを有し、国宝や国の重要文化財をはじめとして、重要美術品を数多く収蔵している、日本でもトップクラスの美術館です。

美術館の設計は、2020年の東京オリンピックメインスタジアムの設計を手掛けることが決定した隈研吾氏によるもので、和モダンを意識した特徴的な空間となっています。
ミュージアムショップも充実しており、東京ミッドタウンで是非立ち寄りたいスポットのひとつです。